保育士が家庭訪問 育児中の母親支援(和歌山)
☆☆ヤフーニュースより引用☆☆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000003-agara-l30
白浜町の6つの町立保育園(幼児園含む)による家庭訪問が地域に根付いている。就園していない幼児のいる世帯を一軒一軒訪ね、親子の様子を確かめたり、保育の助言をしたりしている。すでに20年続いているが、県内では珍しい取り組みだ。訪問に携わる園長は「育児疲れで孤立しやすい母親の助けになりたい」と話している。
白浜町の幼児対策室によると、旧白浜町時代の1987年に「地域訪問」と名付けて町内の4園で始め、2006年3月の日置川町との合併後、日置川地域の2園も加わった。
訪問を開始する幼児の年齢は園により違い、6カ月か1歳。「1歳おめでとう」などと書いた手紙の配布で毎月の訪問を始め、就園か就学と同時に家庭訪問は終了する。
担当するのは各園の指導保育士。訪問先では定期的に開いている交流の場「園開放」の日程などが書いてあるチラシを配る。
開始当初は訪問セールスのようにあしらわれることもあったが、20年続けてきた取り組みは地域にも浸透した。県外から移住してきた若い夫婦からも好評で、保育士と顔見知りになることで園開放にも参加もしてもらいやすくなっているという。
役割充実へ
白浜町の白浜幼児園(榎本雅代園長)では毎週金曜の園開放に30組ほどの親子が訪れる。家庭訪問をきっかけに園開放に来るようになったという2歳7カ月の子どもの母親(35)は「夫の仕事の都合で町内に移り住んだ。自分も子どもにも友達ができ、育児の相談を仲間や園の先生とできて心強い」と話す。
榎本園長は「育児が原因でひきこもりやうつになっている母親は自分から外に出ることが難しい。家庭訪問をすることで自発的に参加できない人にも園開放への参加を呼び掛けることができる」と話している。
町によると、近年核家族化が進み、母親の孤立が進んでいるという。また以前は就園年齢は3歳が多かったが、ここ3年ほどで1、2歳の場合が増えているという。
担当者は「地域との関係、夫婦の働き方が変化している中、育児で不安を抱える母親は多い。地域全体に還元する活動で、保育園の役割を充実させていきたい」と話している。